「男女共同参画・性の多様性などについてオンライン研修」
10月2日(月),附属学校園では,附属学校園の教員が本学の男女共同参画と性の多様性についての認識を深め,教育の現場を安全な空間にしていくために大事なことは何かを共に考えることで教育実践に対する具体的なイメージと実践意欲を高めることを目的に研修を開催。附属学校園の全教員が参加しました。
研修は,ジェンダーや多様な性,LGBTQ に関わるトピックについて自由に懇談や情報
交換ができるカラフル Café を開催したり,「多様な性」がより尊重される山形をつくっていくために共に歩くことを目的とした「やまがたカラフルパレード」等,ジェンダーや多様な性に関わる多くの活動をしておられる山形大学人文社会科学部教授の池田弘乃先生を講師にお迎えし,昨年度と同様,各学校園の教室等(20カ所)をネットワークで繋ぎ,講師はその中の1か所をメイン会場として Zoom を利用して実施されました。
今回の研修は,「本学の男女共同参画と性の多様性」をテーマに3部構成で行われ,第
1部では「男女共同参画・多様な性・学び舎の安全」と題して池田教授の講演が行われ,第2部ではグループごとにワークショップ,第3部では研修全体のまとめという内容で実施されました。
第 1 部の講演では,性に関わる様々な言葉として,暗黙のうちに相互の「性別」を想定し,前提にしながら意識することなく生活上のやり取りをしていることが多いことや,生徒や先生たちの実際のコメントなども紹介しながら,より安全な学び舎にするために必要なことなどを交えた講演が行われ,参加した先生方は熱心に聞き入っていました。第2部のグループワークで行われたワークショップでは,社会生活上の男女の区分として,学校の中においてどのようなことが「女性的」「男性的」とされているかや性
による区分として思い当たることなど各学校園の教育活動の場面での例を出し合い活
発な情報交換,教育活動の場面を想定し指導案を考えてみるなどの「実践」に結びつくような意見交換が行われました。
今回参加した教員からは,「児童生徒たちの「いざとなったら相談できるリスト」に入
れるように普段からの子どもたちとの関りが大切であることを実感した。」「無意識に発している言葉も,生徒にとっては大きな影響を与えることがあることを常に意識して学校生活を送りたい。」「個人の尊重を基に,環境やかかわり方を見直していく視点の大切さに気づきました。」などの現場での多くの気づきが出され,活発な意見交換が行われ各教員の性の多様性への意識・関心の高さが伺えるものとなりました。
この研修で,社会構造の変化,デジタル社会,多様性,地域間格差などの子どもたちを
取り巻く環境のなかで,先生たち自身が「性の多様性」に気づき,未来の社会で活躍する子どもたちについて,すべての子どもたちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びを実現するこれからの教育について考える大きな機会ともなったようです。
山形大学では,2020 年 7 月の「YU empowering with SDGs」宣言以来,社会の持続可能な発展に向けた地域の取組を積極的に empower!するとともに学内すべての活動を SDGs の枠組みにより empower!するという取組みを行っております。今回の研修においても,目標5や10などにつながるものとなり,附属学校園においては,引き続き,
前向きに取り組んでいきたいと思っています。


