令和6年度山形大学附属学校園教職員合同研修会

「STEAM 教育と探究型の学び」

10月7日(月),附属学校園では,山形大学理学部教授の栗山恭直先生を講師にお迎えし,令和6年度山形大学附属学校園教職員合同研修会を開催しました。

今年度の研修会は,附属学校園の教員が「STEAM 教育」について基本的な内容を学び,STEAM 教育を推進していくために大事なことは何かを共に考えることで,教育実践における具体的なイメ
ージと実践意欲を高めることを目的としており,今年度は対面(幼稚園・小学校・中学校)及びオンライン(特別支援学校)により開催し,附属学校園の全教員が参加しました。

今回講師を務めていただいた栗山先生は,理学部の学生の教育に携わりながら,小中高等学校で出前講座を実施されるなど,化学の面白さや魅力を広く伝える活動を続けられてきたほか,理工系分野で活躍する女性の支援や人材育成にも貢献されてきました。昨年度には,先生のこれまでの功績が評価され,「国立大学法人山形大学 学長賞」,「山形県男女共同参画社会づくり功労者等知事表彰」を受賞されています。

研修会は,「STEAM 教育と探究型の学び」をテーマに3部構成で行われ,第1部では講演,第2部ではグループごとにワークショップ,第3部では探求テーマ・課題についてのお話と研修全体のまとめという内容で実施されました。

第 1 部の講演では,「STEAM 教育とは何か」から始まり,探究のプロセスや課題の設定の仕方,STEAM 教育の実践例について紹介され,第2部のワークショップでは,「お弁当から考えられる暮らしの事象と課題のつながり」をテーマに,お弁当から考えられる様々な課題について各グループで活発な意見交換が行われました。また,引き続き行われたワールドカフェ方式によるプレゼンテーションでは,参加者は,発表者のプレゼンをメモを取りながら熱心に聞き入り,積極的に
質問する様子が見られました。

今回の研修会について,参加者からは,「STEAM教育は身近なところから始められることに気づくことができた。早速実践に取り入れていきたい。」「総合的な学習の課題設定がいつも難しいと感じていたが,色々なアプローチの仕方があることがわかった。」「STEAM教育のことを詳しく知ることができ,教科横断的な視点ですすめていくことを,演習を通して体験しながら学ぶことができた。」などの感想が寄せられ,今後の教育や指導に活かすことのできる気付きや多くの学びがあったようです。
また,久しぶりに対面で行われた研修会について「普段なかなか関わる機会のない他の校種の先生方とワークショップを行うことで,新たな刺激となり話し合いも活性化したように感じた。」「参集型で直接話し合うと議論がより深まった。」との感想が寄せられ,同じ空間に集まり共に学びあう価値と意義を再認識できたことがうかがえました。
研修を通して,現代の複雑に事象が絡み合う社会のなかで生きる子どもたちが,様々な課題を発見し解決していくために必要なことはなにかを学び,また,STEAM教育の視点をどのように授業に活かし,児童生徒の資質・能力を育成していくのか等について考える機会ともなり,これからの教育活動につながる非常に有意義な研修会となりました。

山形大学では,2020年7月の「YU empowering with SDGs」宣言以来,社会の持続可能な発展に向けた地域の取組を積極的にempower!するとともに学内すべての活動をSDGsの枠組みによりempower!するという取組みを行っております。
今回の研修においても,目標4や9などにつながるものとなり,附属学校園では,引き続き前向きに取り組んでいきます。