あたたかな光が山形の大地にそそぐ季節となりました。
満開の桜のもとこのうららかな春のよき日、PTA会長 押野茂様、同窓会長 佐藤利右衛門様をはじめ、多くのご来賓の皆様のご臨席を賜ると共に、山形大学 出口毅学長ご列席のもと入学式をこのように盛大に挙行できますことに心より御礼申し上げます。
さて、元気にお返事のできた八十四名の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんは、今日から、この附属小学校の大切な一年生です。皆さんの入学を、教職員はもちらん、今、皆さんの目の前にいる二年生から六年生までのお兄さんやお姉さんが、とてもたのしみに待っていました。
きのうは、れんぎょう学年の六年生の皆さんが心を込めて、今日の入学式の準備を進めてくれました。(れんぎょう学年のみなさんその場に立ってください。)一日も早く、お兄さん、お姉さんと仲良くなってくださいね。
それでは、皆さんに附属小学校でめざしていることを、お話しします。
それは「自分もまわりもしあわせになる」ことです。ただ、これを実現することは世界の歴史をみてもなかなか難しいことのようです。多くの人が集まり、しあわせを願っていれば自然とかなうものではないようです。ただ、附属小学校ではこれがかなうことを実感しています。ここに集まっている一人一人が、小学生として、教師として、保護者として目指す姿をそれぞれ胸にいだき、小さな挑戦を続けることで「自分もまわりもしあわせになる」ことがかなうことを、わたしはこの学校で何度も目の当たりにし、実感してきました。学校の中、そして家庭、地域と、自分がいるその場で、自分を変える小さな挑戦にいどんでいきましょう。
ただ、挑戦すれば失敗もつきものです。今、この場に集った全員で心を寄せ合い、 あたたかい学校を創りながら、失敗を成功のもとにしていきましょう。
さて、保護者の皆様、本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。お子様の晴れの姿に、誕生からこれまでの成長の日々が思い起こされたことと拝察します。わたしも人の親として胸が熱くなる思いです。
本校は、本年度、創立百四十八年を迎える、歴史と伝統のある学校です。「太陽の子・北国の子・日本の子」を掲げ、子どもたちとともに人間としての成長をめざし続けてきた校風があります。ただ新しい風に馴染むのはなかなか簡単なことではありません。お子様のちょっとした変化に「ん?」と感じた時には、どうぞ遠慮なさらず、わたしたちにも「うちの子、どうもこんなことを感じているみたいで…」とお話しください。教職員一同、ともに力を尽くしてまいります。知恵を出し合っていきましょう。そして子どもたちを真ん中に、わたしたち大人も成長していけたらと考えております。
結びに、本日ご臨席をいただきましたご来賓の皆様はじめ、保護者の皆様には、今後も本校の教育活動へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。
令和八年四月八日
山形大学附属小学校 校長 早坂 和重